2023-08-01 (tue)
リブラン家の人々 白石美紗子編
娘と友達の会話で想ったこと。
先月の旦那さんの月命日で、ふと思い出したことがあった。
2年前に偶然聞いた、娘みおと友達さきちゃんとの会話。
さきちゃん「みおちゃんはどんな大人になりたい?」
みお「うーん、パパみたいになりたい」
さきちゃん「・・・へぇ・・・」
さきちゃんからすると、可愛いアイドルとか、女優さんみたいな有名な人を答えると思ってたはずだから、
「へぇ」の前にも妙な間があった。
どっちにしてもせめて性別は女の人をイメージしていたはずだから。
それが「お父さん」なんだから
かなりびっくりだったに違いないし、なによりも返事に困ったんだと思う。
その後の会話はよく覚えてないんだけど、
後でみおにその理由を聞いたら
パパは
①なんでも知ってて
②なんでも、答えてくれて、
③世界で人気者で←いつ?どこで?
④負けないから
3番めの答えはいまだに謎だけど
最後の答えは、
いま病気と戦う父の姿を見て、負けないんだと感じたんだと思った。
しんちゃんは、自分のためじゃなく、
周りのひとのために頑張ってるんだよね、そういう人。
それがちゃんと子供に伝わっている事が嬉しかった。
結局は死んじゃって、負けてしまったのかも知れないんだけど、
結果が大事なんじゃなくて、その過程が大事ってことが子どもたちの
心にも残っていたら、それはそれで、パパは嬉しいはず。
どんな時も子供は大人の姿をよく見てる。
私の親として、子どもに何をしてあげられるかということをよく考えるし、
考え込んでしまうこともあるけれど、
「自分がどう生きるか」ということが子育ての本質なのかもとふと思い、
子どもたちにどう言い聞かせるかばっかり考えて、色々悩んでいることがバカらしくなり
まずは、自分がやるべきことをやろうと決めた。