REBLANCA FILM《リブランカ フィルム》
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2022-10-24 (mon)
REBLANCAfilmのこと
「日常を映像で届ける」 という仕事の始まりのきっかけ
人に何かを伝える手段として、
「映像」はとても力があると思います。

ある時ふっとそんなことを考え
「人生に寄り添う記憶を届ける」
という仕事に繋がっていきました。


きっかけ①
---結婚式でみた風景---

結婚式のコンテンツとして「映像」は欠かせません。
他にも、料理、花、ドレス、メイク・・いろんな要素がありますが、
プロデューサーとしての腕の見せ所は
新郎新婦のどんな「オリジナルの脚本」が書けるか、ということだと思います。
そしてその脚本を言葉、声、映像を使ってどう表現するか。

これまで新郎新婦さんが
どんな人生を歩んできたのか、
これまでのこと、そしてこれからのことを根掘り葉掘り伺い、
親御さんにも話を伺います。

そうして見えてきた新郎新婦さんのこと、
家族のこと、友人のこと・・・
たくさんのお話の中で、どこを切り取り、
何をゲストに伝えるか選別していくことで脚本が少しづつ出来上がってきます。

脚本ができたら次は、できた脚本を
どう形(映像)にして伝えるかを考えます。

2人の実家に行き、小さい頃から慣れ親しんだ周りの風景を撮影したり、
これから2人が家族として歩んでいく新しい土地で
散歩しながら、話をしたり撮影したり
お父さんお母さんのインタビューを撮影したり
準備や打ち合わせでの様子撮影したり・・

全てが伝えるための大切な要素です・

そんなことをしながら、
私たちは結婚式で流す映像作りを丁寧に行ってきました。

そうした想いで編集した映像を流すと
お見送りの時には

「自分も親にあって感謝の気持ち伝えたくなったよ」
とか
「家で待ってくれている奥さんにケーキ買って帰ろうと思うよ」

って帰り際に声をかけてくれるゲストの方がたくさん現れました。


伝えてくれるということは、
人に想いが伝わった証。

伝わる瞬間を数多く目にしました。



きっかけ②
---主人の最期の姿---

亡くなった主人が
余命3ヶ月と宣告をされてから病院でも家でもどんどん動けなくなった時、
1歳ごろ娘のたわいもない30秒ほどの動画ばかりスマホで繰り返し見ていました。

思い出に浸っているというよりは、
動画を見てまだまだ生きる!力をもらいたいという
そんな気持ちで見ていただような気がします。

日常の子どもの何気ない動画には、
こんなに力があって、
救われることもあるんだと気付かせてもらいました。






「結婚式」と
「最期に見た主人が娘の映像を振り返る風景」

2つがかけ合わさって
「人生に寄り添う記憶を届ける」という想いにつながりました。



主人が亡くなった後
いつもいろんな話をしていた、娘たちが通った保育園の園長先生に
「やりたいことがある!企画書作るからプレゼンさせて!!!」
とはじまったのが
「日常を撮影して届ける」という今の活動です。





ただ一つ大切なことは

映像は決して目的ではなく
伝えるための手段である!

と思っています!

今は伝える手段が「映像」だけど、
もしかしたら、この先もっと上手に伝えられる何かに出会えるかもしれない・・

それが「映像」よりももっといいものがあるなら、
その先のステージにも挑戦していきたい。

そんな側から見たらよくわからないことを
仲間や園長先生と色んな未来を想像(妄想)しながら話しています。笑

今撮影している子どもたちが、大人になり結婚をする時、
今届けている映像を見て、
小さい時を振り返り、
親や周りから受けた愛情を感じ、
想いを馳せて
結婚式を迎えてくれることを想像すると
ワクワクが止まりませんし、
それを何世代か見届けたいと思うとあと寿命が
100年ぐらい足りない。笑
と気が付いた今日この頃です。