REBLANCA FILM《リブランカ フィルム》
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2022-09-20 (tue)
REBLANCAweddingのこと
間違いなく人生の分岐点だった日
「新郎新婦さんとお友達になれること」
ウェディングプランナーの仕事の魅力ランキングがあるとしたら
間違いなくベスト3に入ります。

根掘り葉掘り話を聞くのが仕事なので、2人の生い立ちから、2人の出会いから、現在のこと、将来のこと、
親御さんともじっくり話しをする時間をもらい、
結婚式当日にはお2人の大切な家族、お友達ともお話をします。
お2人とは1,2年と決して長くはないお付き合いながらも、すごく特殊で濃い時間を過ごします。

そんな大切なお友達、亮平さんとさやかさんがお住まいの香川から
2ヶ月前に引っ越したばかりの私が住む下関まで遊びにきてくれました!

1ヶ月前に結婚式を終えた2人は、

お礼を伝えにきましたよー!って笑いながら登場してくれました。
なんともありがたく、嬉しすぎました。

下関の美味しいお店の知識レベル1な私が、必死で探したお刺身が美味しいという噂のお店に入り、
お酒を飲みながら、いろんな話をしました。


そして、2人の最近のもっぱらの趣味が
「プランナー・クレーム」で検索して、出て来た記事を読み
自分達の結婚式がいかにいいものだったかを再認識することだという。

通常、結婚式の後は、2人で毎日お酒のみながら写真見返してますーとか、動画見て浸ってますーっていう話はよく聞くけど、
初めて聞いた結婚式後の新しい楽しみ方。笑
その話を聞いて、「やっぱりこの2人好きやわ?」って心の中で思っていました。

香川に住み、コロナ禍もあり、
顔を合わせて打ち合わせができることが少なかったお二人。

打ち合わせが少ないということは、
”いらん話”があまりできないということ。
結婚式に全く関係がない話だけど、私の小さい頃の話とか、この仕事に至る経緯とか、笑えない失敗談とか、高校の時に付き合ってた人の話とか笑(誰が興味あるねーーん!)
そういう話をして、いい事も悪い事も、自分をズル向けにすることで、2人も初めて心をさらけ出してくれる。
そここそが、人間性がわかる上で大切なことだったりするから、
打ち合わせでは必ず必要な、”いらん話”をする時間。

2人の心をズルむけにさせるには
直球のボールだけでダメで、ボール球や時にはデッドボールが必要だったりするんですよね。


1ヶ月ぶりに会う二人とは、下関の美味しいお魚を食べながら、
お酒を飲みながらそんな”いらん話”を5時間ぐらい話した

さて、そろそろ帰りますかーーって時にこんな会話。

さやかさん:来世にプランナーの仕事をしようと思ってるんです。(真面目に)
私:ん???どゆこと?
さやかさん:今世はやりたい仕事があって転職できないから、来世でウェディングプランナーしますー!

仕事が大好きでバリバリ仕事をこなすカッコいいさやかさんから
最高の言葉をもらいました!!

今までで一番嬉しい言葉かもしれない。
どんな「ありがとう」よりも、説得力のある、感謝の気持ちだと私は勝手に受け取りました!


結婚式というのは、すごく人の心を動かす力がある1日で
人は、たった1言で、たった1日で、こんなにも変われるんだという瞬間に立ち会える日です。


私は主人が死んでから、この仕事を続けるべきか悩んでいました。

自分のモチベーションが上がらないとかそういうことではなく
大好きな人と結婚するという時点でもうそれは人生で最も幸せなことで、
そんな幸せな2人にそれ以上に私ができることがあるのかなって疑問に思えてきて。


その話をしたら
「私たちは、間違いなく、結婚式をしてからの方がずっと幸せになりました。
今まで生きてきて知らない感情が自分の中にたくさん出てきて、ずっとふわふわしているような状態なんです。
この感情がこれからの私たちを支えてくれることは間違いないし、リブランカにお願いしたからできたことですから。」

ってお酒を呑みながらも真っ直ぐな目で伝えてくれました。


やっぱりこの仕事を続けよう。


深夜12時前の少し賑わいを取り戻しつつある下関をの街並みを見つめながら
そう決意をした夜でした。



RYOHEI&SAYAKA wedding